夕日はかくれて 道なお遠し
行末いかにと 思いぞ煩う
わが主よ今宵も
側方(かたえ)にまして
淋しきこの身を はぐくみ給え
したしき友みな 先立ちゆきて
小暗きうき世に われのみ残る
わが主よ今宵も 側方にまして
淋しきこの身を はぐくみ給え
人生(いのち)の夕影の 移ろいゆけば
いこいの宿りも 近くやあるらん
わが主よ今宵も 側方にまして
淋しきこの身を はぐくみ給え
み旨によりつつ 眠らせたまえ
常世(とこよ)のひかりに
目覚むる日まで わが主よ
今宵も 側方にまして
淋しきこの身を はぐくみ給え